フィナステリドは先発品であるプロペシアのジェネリックです。
1日1回1錠服用してください。食事の影響はうけないので、
生活のリズムにあわせて時間を決めて服用してください。
本剤は20歳以上の男性にしか処方できません。
国内の臨床試験では、1mg/日投与群において、軽度改善以上が58%にみとめられたと報告されています。その効果判定については少なくとも6か月間は内服を継続し、効果を確認したほうがよいとされています。
服用を継続することで、効果を維持する薬ですので、服用を中止すると脱毛症が進行します。
副作用について
・頻度は不明ですが、重大な副作用として、肝機能障害や黄疸があらわれることがあります。
体のだるさや吐き気、食欲不振、白目や皮膚が黄色くなる、尿が濃くなるなどの症状があれば、ただちに服用を中止し、医師へ相談してください。
・国内の臨床試験において、1年間のフィナステリド1mg/日の内服により、2.9%に勃起機能不全、射精障害、精液減少などが出現していますが、その頻度についてはプラセボ群と有意な差はなかったとされています。
注意点
・服用中は、前立腺がんのマーカーである、PSAが半分になるため、
前立腺がんの検査をうける方は、必ず主治医にフィナステリドを内服していることを申しでてください。
・20歳未満の安全性は確立していません。女性に対する適応はありません。
・フィナステリド服用中と服用後6か月は献血をしないでください。
・妊娠している女性が服用した場合、胎児の生殖器の発育に影響を及ぼす恐れがあります。
妊娠している可能性のある女性、授乳中の方は決して内服しないでください。
・薬剤成分は皮膚からも吸収されるため、本剤は分割しないでください。
内容が漏れ出た場合は、直接触らず、触れた場合はただちに洗ってください。
・デュタステリドとの併用はできません。