1日1回1カプセル内服してください。
食事の影響を受けないので、服用のタイミングは
ご自身の生活リズムにあわせて設定してください。
当院では20歳以上の男性にしか、処方できません。
917名のAGA男性を対象にした国際RCTでは、デュタステリド0.02、0.1、0.5㎎/日投与群とプラセボおよびフィナステリド1㎎/日投与群の比較が行われ、試験開始24週後の直径2.54㎝当たりの毛髪数の増加がフィナステリド1㎎/日投与群で56.5であったのに対し、デュタステリド0.5㎎/日投与群は89.6、毛髪直径の増加は、フィナステリド1㎎/日投与群で4.0(μmx10-3)対し、デュタステリド0.5㎎/日投与群は5.8と有意差が認められました。一方、太さが60μm以上の硬毛数増加は両者に有意差はありませんでした。
Gubelin Harcha W, et al.J Am Acad Dermatol. 2014 Mar;70(3):489-498.
併用できない薬:5αリダクターゼ阻害作用がある薬剤(フィナステリドなど)
併用注意薬:デュタステリドの血中濃度が上昇する可能性があります
CYP3A阻害作用のある薬(イトラコナゾール、クラリスロマイシン、エリスロマイシン、ベラパミル、リトナビルなど)
副作用について
まれに重大な副作用として、肝機能障害や黄疸が出現することがあります。
体のだるさ、食欲不振、白目や皮膚が黄色くなる、尿が濃くなるなどの症状があれば、
ただちに服用を中止し、医師へ相談してください。
10人に1人以下であらわれる主な副作用:
勃起不全、射精障害、性欲減退
これらの副作用はザガーロ服用中止後も持続する場合があります。
100人に1人以下であらわれる副作用:乳房障害(乳房のはれや痛み)
男性の生殖能力への影響は知られていませんが、精子の数や精液の量を減らしたり、精子の運動を弱めてしまう可能性があります。
注意点
・服用中は、前立腺がんのマーカーである、PSAが半分になるため、
前立腺がんの検査をうける方は、必ず主治医にザガーロを内服していることを申し出てください。
・20歳未満の安全性は確立していません。女性に対する適応はありません。
・ザガーロを服用中、および最後にザガーロを服用した日から6か月間は献血をしないでください。
・妊娠している女性が服用すると、胎児の発育に影響がでる可能性があるため、
妊娠している可能性のある女性、授乳中の方は決して内服しないでください。
・薬の成分は皮膚からも吸収されるため、本剤は分割しないでください。
内容が漏れた場合は、直接触らず、触れた場合はただちに洗ってください。